2026 年 3月 31日 (火)
ホーム経済流通売上のカギは“国外”にあり…韓国製菓業界が挑むグローバル勝負の行方

売上のカギは“国外”にあり…韓国製菓業界が挑むグローバル勝負の行方

(c)news1

内需市場の伸び悩みを受け、早くから海外事業の拡大に注力してきた韓国の製菓メーカーが好調な業績を上げている。限られた国内市場を離れ、将来の成長エンジンを確保しようとする各社のグローバル展開は、今後さらに加速する見通しだ。

オリオンは今月6日、昨年の実績として売上高3兆3324億ウォン、営業利益5582億ウォンを発表した。売上高は前年から7.3%増加し、創業以来最高を更新。営業利益も2.7%増と、増収増益を達成した。

成長をけん引したのは売り上げの6割以上を占める海外市場だ。2003年に設立されたロシア法人は、2021年に初めて売上高1000億ウォンを突破し、昨年は3394億ウォンまで急増。累計売り上げは2兆ウォンを超えた。

主力商品のチョコパイを軸に、たい焼き型菓子、フレッシュパイに加え、チョコスナックやグミなど多品種戦略が奏功した。現地で販売される商品数は、2020年の17種から昨年は41種にまで拡大している。

中国法人とベトナム法人もそれぞれ売上高1兆3207億ウォン(前年比4%増)、5381億ウォン(同4.6%増)と堅調に推移。こうした海外市場の成長を背景に、オリオンは2020年比で売上高を39%、営業利益を44%伸ばした。

同社関係者は「ロシアでは製品の多様化に加え、流通チャネル別の専用商品を開発・投入したことで成長が加速した。チョコパイはデザート感覚で親しまれ、世界最多となる12種類を展開している」と説明した。

一方、輸出と海外子会社の売り上げがそろって増加したロッテウェルフードも、昨年の売上高が4兆2160億ウォンと前年から4%超増加。グローバル事業の売り上げは1年間で14.4%伸びた。ただし、原材料価格の上昇や一時的費用の増加が響き、営業利益は約30%減少した。

「スナック育成」を第2の中核事業に掲げる農心も、海外市場の拡大に力を入れている。国内ではラーメンの比重が高く、スナックの存在感は限定的だが、海外向けスナックの売り上げは2020年の189億ウォンから2024年には290億ウォンへと増加し、昨年は300億ウォンを超える見通しだ。主力商品を中心に、現地販売の拡大を図る構えだ。

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