2025 年 8月 27日 (水)
ホーム国際在韓米空軍のF-16C戦闘機、黄海での墜落原因は「エンジン停止」

在韓米空軍のF-16C戦闘機、黄海での墜落原因は「エンジン停止」

2025年8月18日、在韓米軍・烏山空軍基地に着陸するF-16戦闘機(c)news1

韓国忠清南道・泰安沖の黄海で2024年1月発生した在韓米軍F-16C戦闘機の墜落事故について、原因は機体部品の不具合によるエンジン停止だったことが明らかになった。米第7空軍は、8月22日に公表した事故調査報告書で、この事実を公開した。

墜落したF-16Cは、在韓米軍第8戦闘航空団第35戦闘飛行隊に属する。2024年1月31日午前8時ごろ、全羅北道の群山空軍基地から離陸した。事故は約40分後の午前8時41分、黄海上で発生した。

操縦士の証言によると、事故機は空中給油を試みる最中に「ドン」という大きな音を聞き、その直後にエンジンの回転数(RPM)が急激に低下。推力が失われ、複数回にわたり再始動を試みたが、すべて失敗した。

操縦士は、最寄りの滑走路にたどり着けないと判断し、墜落直前に緊急脱出。海上で無事に救助された。墜落機は黄海に沈み、回収されていない。

事故による物的被害額は約360億ウォンに上るとされている。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular