2024 年 11月 24日 (日)
ホーム政治韓国国連司令部が「軍服姿DMZ訪問」尹錫悦氏に「停戦協定違反」

国連司令部が「軍服姿DMZ訪問」尹錫悦氏に「停戦協定違反」

ユン・ソンヨル氏が20日、江原道の非武装地帯を訪れた©news1

韓国の保守系野党「国民の力」の大統領候補、ユン・ソンヨル(尹錫悦)前検察総長に対し、国連軍司令部が朝鮮戦争(1950~53)の停戦協定違反という立場を表明した。

ユン氏ら国民の力の関係者が20日、軍服姿で、江原(カンウォン)道鉄原(チョルウォン)郡の非武装地帯(DMZ)を訪問、韓国陸軍第3師団の前方観測所で兵士らを激励した。

司令部は22日配布の資料で「国連軍司令官は、停戦協定遵守を阻害する行為や、民間人を必要以上に危険に陥れる行為が繰り返されないよう、今回の違反の原因を把握するため、調査に着手した」と明らかにした。

停戦協定第10条には、国連司令官が、DMZ内の軍事境界線(MDL)以南の「民事行政及び救済事業」に責任を持つと規定されている。民事行政の目的でDMZ内のMDL以南地域に軍人や民間人が入る際、国連司令官の許可が必要だ。

このほか、国連軍司令部と北朝鮮の朝鮮人民軍は停戦協定の後続合意書により、DMZに出入りする軍人と民間人を識別できるよう、国連軍司令部側の「戦闘員」は戦闘服と腕章を着用することにしている。このため、ユン氏らが今回着用した戦闘服は、民間人ではなく「戦闘員」、すなわち軍人を意味することになり、関連規定違反に当たるというのが国連司令部の説明だ。

©news1

RELATED ARTICLES

Most Popular