
性的な非行を理由に解雇された20代の元社員が送別会の場で会社代表の妻に性的暴行を加え、現金を奪って逃走する事件が韓国で発生した。容疑者は姿をくらませており、警察が行方を追っている。
16日にJTBCが報じたところでは、事件は今月12日の夜、ソウル市内にある警備会社の代表の自宅で発生。代表は自宅で解雇された元社員の送別会を開いていた。
悲劇は代表が酒を買うため外出している間に起きた。自宅に残っていた元社員が家にいた代表の妻を襲ったのだ。
妻は「哺乳瓶を洗いに出たところを後ろから追ってきて、『話したいことがある』と言ってきた。断ると手をつかまれ、トイレに引きずり込まれ、ズボンを下ろされた」と証言している。
叫び声を聞いた別の社員が駆けつけてトイレのドアを開けると、元社員は逃走した。その際、トイレに置かれていた現金20万ウォン(約2万円)を持ち去ったとされる。
目撃した社員は「殴られるような音が聞こえたので、駆け付けてドアを開けたら、(元社員は)下半身の着衣を完全に脱いだ状態だった」と語った。
代表はJTBCの取材に「解雇はしたが、せめて温かい食事と一杯の酒を振る舞いたいと思った」と送別会を開いた理由を説明。温情があだとなった。
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