
韓国慶尚南道密陽で起きた集団性暴力事件の加害者とされる人物の氏名など個人情報を、インターネット上で無断拡散したユーチューバーに対し、控訴審でも実刑判決が言い渡された。
ソウル南部地裁は10日、情報通信網利用促進および情報保護法違反(名誉毀損)の罪に問われた被告(57)の控訴を棄却し、1審の懲役1年6カ月をそのまま維持した。
裁判所は「公共的な事案への関心を喚起する目的であったとしても、加害者の身元公開が問題提起に不可欠だったとは言い難い」と判断理由を示した。
検察によると、被告は2024年5月から9月にかけ、密陽事件の加害者について、改名前の氏名、出身校、写真などを含む約40分の動画やショート動画を投稿し、名誉を傷つけたとされる。被告は、加害者の身元を最初に公開したとされるユーチューブチャンネル「ナラク保管所」に掲載された映像を再編集し、自身のチャンネルで配信していた。
被告側は「元動画の内容が虚偽だとは認識していなかった」と主張したが、控訴審は「登録者数が多いユーチューバーの映像であっても真実性が保証されるわけではない。事実確認の努力を一切示さず、確定した事実であるかのように提示した」として、この主張を退けた。
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