
韓国・忠清北道清州市にある産後ケア施設で、管理ミスにより新生児が一時的に取り違えられる騒動が発生していたことが明らかになった。
清州市保健所などによると、2025年8月末、市内のある産後ケア施設で新生児室の管理中に2人の赤ちゃんが入れ替わる事故があったという。
異変に気付いたのは、ある女性。施設が提供する新生児室のライブ映像を見ていた際、映像に映った赤ちゃんが自分の子どもとは違うと直感し、施設側に確認を求めた。施設は確認の結果、2人の新生児が一時的に取り違えられていた事実を認めた。
原因は、職員が赤ちゃんの紙おむつを交換する際に、おくるみに付けられていた名前札が外れたことによるものだった。その後、名前札を誤って別の赤ちゃんに付けたことで、取り違えが起きたとされている。
施設側は女性に対し、責任を明記した誓約書を交付し、ケア費用を全額返金したという。
女性はこの件を2025年11月初旬に行政苦情受付窓口「国民申聞鼓」を通じて保健所に通報した。
清州市保健所の関係者は「今回の件は行政処分の対象には当たらないと判断し、口頭での行政指導にとどめた」と説明している。
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