韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が1日、大邱(テグ)で開催されたサムスン・ライオンズ―NCダイノス戦の始球式に臨んだ。ユン大統領の投球は山なりながらもストライクゾーンを通過し、観衆をわかせた。
ユン大統領は同日午後、妻のキム・ゴニ(金建希)氏とともに大邱を訪れ、キム・ゴニ氏とともに群青色の国家代表ユニフォームを着てマウンドに立った。
大統領は観衆に手を振って挨拶し、審判と握手を交わした後、始球式に臨んだ。大統領が投じたボールはノーバウンドでサムスン・ライオンズの捕手カン・ミンホのミットに吸い込まれた。
イ・ドウン大統領室報道官によると、ユン大統領は始球式のために20球ほど練習で投じたといい、「速いボールに野球関係者たちも驚いた」(同報道官)だとか。
韓国の歴代大統領による始球式は6人目。プロ野球レギュラーシーズン開幕戦始球式は、1995年のキム・ヨンサム(金泳三)大統領(当時)以来28年ぶり。
ユン大統領は幼いころから野球に親しみ、野球の名門チュンアム高校に進んだ。ソウル大学在学中には法学部野球部に所属していたという。
(c)MONEYTODAY