NFT取引額と価格が最近、目立って減少し、これまで提起されてきた「NFT市場のバブル崩壊」に陥っているのではという意見が出ている。
一方で、NFT市場に昨年飛び込んだ企業が実質的な商品を出しているため、既存のNFTプロジェクトではなく、新しいプロジェクト中心に市場が再編されるだろうという展望も有力視されている。
投資情報のThe Blockによると、主要NFTマーケットプレースの5月の取引額は40億ドルで、月の取引額基準で今年最低値を記録した。
NFTに対する投資家の関心度を示すGoogle検索量も減少した。5月末基準のNFTのGoogleトレンド点数は26点。1月のNFTのトレンド点数が100以上だったことを考慮すれば、5カ月で大きく減少したわけだ。
大人気だったNFTプロジェクトの底値(最安値)も落ちた。NFTプロジェクトの中で最も有名な「退屈な猿たちのヨットクラブ」(Bored Ape Yacht Club=BAYC)はNFT1個当り最低153イーサリアム(ETH)まで価格が上がったが、現在は1個当り85ETH水準で取引されている。
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