韓国のチキン業界は昨年、原材料価格の引き上げなどで収益性が減少した。こうした状況で、キョチョンチキンが業界で今年初めての価格引き上げに踏み切るなど収益性強化に乗り出している。
金融監督院の電子公示システムによると、業界売り上げ1位のbhcチキンは昨年売り上げ5057億ウォン(1ウォン=約0.1円)を記録した。これは前年比6%上昇した数値だ。だが、営業利益は1418億ウォンで前年より8%減少した。
キョチョンチキンは営業利益が280億ウォンから29億ウォンに大幅下落。このため今月3日からチキン価格を最大3000ウォン引き上げた。グッネチキンも売り上げは小幅上昇したが、営業利益は落ちた。
一方、BBQは昨年、昨年の売り上げ高が16%伸び4188億ウォンを記録した。冬季五輪選手団長を務めたユン・ホングンBBQ会長が、自国の出場選手たちに一生分のチキンを提供する「チキン年金」でブランドイメージが向上した効果とみられる
キョチョンチキンとbhcチキンが2021年11~12月に値上げしたことも、昨年5月まで値上げを待ったBBQに有利に作用したとの分析もある。
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