2026 年 4月 11日 (土)
ホームライフスタイル原材料高騰と消費低迷が直撃…ソウル・南大門市場で廃業相次ぐ 

原材料高騰と消費低迷が直撃…ソウル・南大門市場で廃業相次ぐ 

(c)MONEYTODAY

中東情勢の影響による原油価格の上昇を背景に、ソウル市の南大門市場の商人が深刻な経営難に直面している。原材料費と物流費の急騰に加え、消費低迷が重なり、廃業に追い込まれるケースも出ている。

子ども服を扱う商人は「生地だけでなく、ファスナーやボタン、縫製用の糸まで値上がりした。季節の変わり目で在庫を処分しなければならないが、客足が減り採算が取れない」と訴えた。

統計によると、先月の消費者物価は前年同月比2.2%上昇し、石油類価格は9.9%上昇した。これに伴い工業製品価格も2.7%上昇している。

現地では人通りがまばらで、閉店した店舗や空き区画も目立つ。ある商人は「一時的に客が集中してもすぐに途切れ、在庫が4割以上残っている。家賃を払えず閉店した店もある」と語った。

特に問題となっているのは原価と輸送費の上昇だ。南大門市場の衣料品は、発注から製造、流通まで複数の工程を経る構造のため、原油価格の上昇がコスト全体に波及する。商人の一人は「生地価格が一日で10~20%上がることもある。来月からさらに値上げされるとの話もあり不安だ」と話す。

アクセサリー業者も同様に厳しい状況にある。中国からの原材料価格や輸送費の上昇により、販売価格を約20%引き上げた店舗もあるという。

専門家は、伝統市場の構造が原油価格の影響を受けやすいと指摘する。石油化学系素材への依存度が高く、小規模事業者が多いため、コスト増を吸収しにくいという。

米国とイランが一時的な停戦に合意したことで原油価格の安定への期待もあるが、専門家は「短期間で従来の水準に戻る可能性は低い」とみている。

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