2026 年 3月 27日 (金)
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半導体好況が押し上げた“1230億ドル黒字”…韓国経常収支、10年ぶり最高更新

釜山港・新仙台埠頭のコンテナヤード(c)news1

半導体の好況に乗った韓国経済が、2025年に1230億ドルを超える経常収支黒字を計上し、10年ぶりに過去最高を更新した。中央銀行の想定を大きく上回る「サプライズ」で、2026年は黒字規模が1300億ドルに達するとの見方が広がっている。

韓国銀行が6日に公表した「2025年12月および年間の国際収支(暫定)」によると、2025年の経常収支は1230億5000万ドルの黒字だった。これまでの最大だった2015年(1051億2000万ドル)を上回り、10年ぶりの更新となる。

黒字拡大を牽引したのは輸出だ。財貨収支は1380億7000万ドルの黒字。輸出額は7189億4000万ドルと過去最高を記録し、輸入は5808億7000万ドルだった。半導体価格の上昇と国際原油価格の下落が重なったことが、黒字幅を押し上げた。

韓国銀行は2025年11月の経済見通しで、同年の経常黒字を1150億ドルと見込んでいた。実績はこれを約80億ドル上回った。同行のキム・ヨンファン経済統計1局長は「半導体のスーパーサイクル入りと原油安が重なり、2015年に続く最大規模となった。企業の競争力が強まった結果だ」と説明する。

好調を受け、2026年の見通しも明るい。韓国銀行は昨年11月時点で、2026年の経常黒字を1300億ドルと提示している。2025年末の実績が想定以上だったことから、上振れ余地があるとの声も出る。

キム・ヨンファン局長は「経常収支の柱である財貨収支は、半導体の好調が続き、輸入面でも原油価格が安定すれば、現状の良い流れが続く可能性が高い」との見方を示す。対外純資産の増加で、投資収益など本源所得収支の押し上げ効果も見込まれるという。

専門家も同様の見解だ。半導体の供給制約を背景に単価上昇が続けば、黒字基調は維持されるとみる。一方で、下振れ要因もある。世界景気の減速、原油価格の変動、米国の関税政策による対米貿易の悪化がリスクとして挙がる。

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