ロシア・クルスク地域に派遣された北朝鮮軍兵士とみられる男性が、戦場でのドローン攻撃体験を語る映像が公開され、議論を呼んでいる。この映像はウクライナを支持する国際市民団体「Exilenova+」が7日、SNSのテレグラムを通じて発信したもので、米政府系のラジオ自由アジア(RFA)が20日に報じた。
映像には、北朝鮮軍所属と推定される男性が宿舎でロシア軍兵士らとみられる人々に向けて朝鮮語で自らの戦闘体験を語る場面が収められている。
男性はドローンが飛行する様子を「ドローン、ドローン、ずっと来る」と説明し、飛行音を「カンカン」などの擬音で表現した。また、撮影者から「ドローン4台を見たか」と問われると、銃を構えるポーズを取り、「パンパンパンパンでスリー」と答えた。撮影者はこれに英語で「グッドガイ」と反応した。
この映像の真偽については、現時点で確認されていない。
ウクライナ特別作戦軍は、12月16日までの3日間でドローン攻撃により北朝鮮軍兵士約50人が死亡し、47人が負傷したと主張している。また、19日にはクルスクで北朝鮮軍12人を射殺し、20人が負傷したと発表した。
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