2024 年 11月 29日 (金)
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北朝鮮核問題、米特別副代表「制裁緩和は同意しない」

米国務省のチョン・パク北朝鮮担当特別副代表(左端)©news1

米国務省のチョン・パク北朝鮮担当特別副代表は10日、 新米国安全保障センター(CNAS)のテレビ対談で「北朝鮮がわれわれと対話するよう、制裁緩和や解除、あるいはテーブルに多くのものを載せるよう促す人がいるということを知っている」と指摘した。しかし「私は同意しない」と述べ、制裁緩和に否定的な見解を見せた。

特に制裁緩和の主張について「彼ら(北朝鮮)は核兵器の力立証し、増進している」と強調した。この状況で制裁緩和に同意するのは難しいということだ。さらに「われわれの目標は依然、朝鮮半島の完全な非核化だ」と訴えた。

この日の対談の前、バイデン政権は、北朝鮮が偵察衛星開発試験と称した2月27日と3月5日の発射を、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)システムと関連のあるものだと明らかにした。ただ、実際のICBM射程には及ばなかったという。韓国国防省も同様の内容を発表した。

パク副代表は「これらの発射には、北朝鮮が完全な射程距離での発射をする前に、新たなシステムの要素を試そうとする意図がある。彼ら(北朝鮮)は宇宙開発と偽装しようとするだろう」と指摘した。北朝鮮の核・ICBM実験再開を警告した米国家情報長官室(DNI)年例脅威評価報告書についても取り上げた。

パク副代表は「米国は北朝鮮との真摯かつ一貫した外交に依然、開かれた態度だ。われわれは北朝鮮に敵対的な意図を抱いておらず、条件なしに会う準備ができている」と強調した。また、北朝鮮が自ら選んだ孤立が、内部の状況をさらに悪化させているとも指摘した。

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