中国との国境から25キロ離れた北朝鮮慈江道(チャガンド)和坪郡(ファピョングン)檜中里(フェジュンリ)に、大陸間弾道ミサイル(ICBM)または中距離弾道ミサイル(IRBM)を管理する連隊級部隊が設置されたとみられると、米国の北朝鮮専門メディア「ビヨンド・パラレル」が7日、明らかにした。
檜中里基地は、北朝鮮が公開していない約20カ所のミサイル基地のうちの1カ所で、米朝間の非核化交渉で一度も取り上げられたことのない場所だと「ビヨンド・パラレル」が強調した。
北朝鮮が檜中里ミサイル基地について言及した記録はない。ただ慈江道嶺底里(ヨンジョリ)ミサイル基地に関する報告書で存在の可能性が推測されたことがあるという。檜中里基地は、嶺底里基地から北西に15キロ離れている。
檜中里の基地設計は、既に運用されている別のミサイル基地とは異なる。咸鏡南道(ハムギョンナムド)虚川郡(ホチョングン)上南里(サンナムリ)のミサイル基地と類似しているとされる。長距離ミサイル部隊を管理する北朝鮮戦略軍所属の弾道ミサイル基地を北朝鮮全国に建設する作業の一環として、上南里基地は建設されている。
情報筋によると、檜中里基地にはICBMが設置される予定であり、ICBMが早期に完成しない場合はIRBMが設置される見通しだ。
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