
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は11月4日、キム・ヨンナム(金永南)前最高人民会議常任委員長(97)が3日に死去したと報じた。
キム・ヨンナム氏はキム・イルソン(金日成)主席、キム・ジョンイル(金正日)総書記、キム・ジョンウン(金正恩)総書記に至るまで、北朝鮮の三代にわたり主要幹部職を歴任してきた。
労働新聞は「癌性中毒による多臓器不全で逝去した」と伝えた。
同紙によると、キム・ヨンナム氏は2024年6月から大腸がんの治療を受けていた。紙面ではキム・ヨンナム氏の人生について「党と首領の懐で最も崇高な栄誉を授かり、潔白な忠誠心と高い能力をもって革命に忠実に尽くしてきた輝かしい生涯」であったと評価した。
キム・ヨンナム氏の葬儀は、キム・ジョンウン総書記の出席のもと国葬の形式で営まれる。国家葬儀委員会にはキム総書記をはじめ、パク・テソン(朴泰成)首相、チェ・リョンヘ(崔龍海)最高人民会議常任委員長らの最高幹部が名を連ねた。
キム総書記は4日午前1時、キム・ヨンナム氏の遺体が安置された平壌市普通江区域の葬儀場を訪れ、自身の名が記された花輪を捧げ、深い哀悼の意を表した。
(c)news1

