2026 年 1月 9日 (金)
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北朝鮮・金正恩総書記はフォークリフト、娘はシャベル作業で「働く姿」を強調

1月6日付労働新聞キャプチャー(c)KOREA WAVE

北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が、フォークリフトを自ら運転し、娘がシャベルで土を掘る姿が報じられた。北朝鮮は、最高指導者の「労働する姿」を国民に印象付ける宣伝戦略の一環として、娘にも「働く後継者像」を与えようとしているとみられる。

党機関紙・労働新聞は6日、キム総書記と娘がロシア派兵軍の功績を称える「海外軍事作戦戦闘偉勲記念館」の建設現場を視察したと伝えた。

記事には、キム総書記と娘がシャベルを手に木を植えるため土を掘る姿の写真が1面トップで掲載された。これまで娘は、愛情深い父親と、敬意を払う幹部たちに囲まれた“後継者”としてのイメージが強調されてきたが、今回は「一緒に働く指導者一家」としての演出が目立った。

特に、キム総書記がフォークリフトを自ら操縦し、その上に娘や幹部らが乗って苗木を運ぶシーンが複数回掲載され、「現場作業にも精通している」というイメージを意図的に強調したとみられる。

キム総書記は今年に入り▽1月1日・新年祝賀行事▽2日・錦繡山太陽宮殿を参拝▽3日・新義州温室総合農場建設現場視察▽4日・重要軍需工場訪問▽5日・極超音速ミサイル発射訓練を視察――と、元日から連日「労働新聞」の1面に登場し、軍事・経済・民生各分野をカバーする活動を通じて「働く最高指導者」像をアピールしている。

また、娘の公開活動も▽12月15日・江東郡地方工業工場の竣工式▽19日・新浦市地方工業工場の竣工式▽20~21日・三池淵観光地区のホテル5棟の竣工式▽23日・吉州郡地方工場の竣工式――など、昨年末から急増している。

さらに娘は2022年11月の初登場以降初めて、錦繡山太陽宮殿を参拝し、「後継者説」が再び浮上した。

このように「働く姿」の演出が加わったことで、北朝鮮が5年ぶりに1~2月中に開催予定の「第9回党大会」において、娘に党の公式職責を与える可能性が慎重に取り沙汰されている。

韓国・統一研究院のパク・ヨンジャ主任研究委員は、最近の討論会で「後継問題は北朝鮮国内においても“正当化戦略”として展開され、『キム総書記の子どもが次期最高指導者になるのは当然』という認識を広めようとする動きが見られるだろう」と分析している。

(c)news1

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