2026 年 3月 15日 (日)
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北朝鮮・金正恩総書記の娘、銃射撃公開で後継者イメージ強化…韓国専門家分析 

労働新聞(c)news1

北朝鮮メディアで、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記の娘の存在感が急速に高まっている。特に娘が銃を手に射撃する姿が2026年だけで2度公開され、北朝鮮が将来の指導者としての強いイメージを強調しているとの分析が出ている。

党機関紙・労働新聞は12日、キム総書記が娘とともに携帯用軽量兵器を生産する軍需工場を視察し、武器生産の実態を点検したと報じた。紙面1面には、娘が父親や高官らと並び新型拳銃を射撃する写真が掲載された。娘は父親と似た黒いジャンパー姿だった。

娘が武器を直接扱う姿が北朝鮮メディアに登場したのは2026年が初めてだ。2月28日には、キム総書記が軍の主要指揮官に新型狙撃銃を贈った場面に娘が同行し、父親なしで単独で射撃訓練をする写真も公開された。

この写真は、2022年11月18日に娘が北朝鮮メディアに初登場して以来、初めて掲載された単独写真でもあった。最高指導者級にのみ許される単独写真が掲載された点について、娘の特別な地位を示すものとの見方が出ている。

専門家は、こうした報道は推定13~14歳とされる娘に対し、強い後継者イメージを植え付ける狙いがあると分析する。

北朝鮮社会では「銃」は団結と忠誠を象徴する重要な概念とされる。労働新聞などが「革命の銃、階級の銃をさらに強く握り、米帝と決着をつける闘争を展開すべきだ」といった表現を使うのも、その象徴性を示す例だ。

慶南大学極東問題研究所のイム・ウルチュル教授は「最近の娘の演出は、単なる父娘の親密さを示すものではなく、軍を掌握し統治にも関与できる強い指導者像を住民に印象づける狙いがある」と指摘した。

娘は8日の国際女性デー行事にも出席し、高官だけでなく母親のリ・ソルジュ(李雪主)氏からも起立拍手を受ける姿を見せ、地位の高さを示した。北朝鮮が娘を母親に守られる子どもではなく、キム総書記に近い立場として扱っているとの見方も出ている。

こうした動きは、韓国国家情報院が先月12日に国会情報委員会で「娘は後継者内定段階に入った」と報告した内容とも一致する。特に先月の第9回党大会以降、娘の公開活動はさらに目立つようになっていると分析されている。

(c)news1

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