2026 年 2月 21日 (土)
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北朝鮮・党大会執行部で世代交代鮮明…金正恩総書記の娘は見当たらず

21日付労働新聞(c)KOREA WAVE

北朝鮮最大の政治行事、朝鮮労働党大会を率いる執行部で、大幅な世代交代が進んだことが明らかになった。

20日付労働新聞によると、第9回大会の執行部はキム・ジョンウン(金正恩)総書記を含む計39人で構成される。2021年の第8回党大会と人数は同じだが、構成員の59%に当たる23人が交代した。

第8回大会当時も、2016年の第7回大会と比べて総数は変わらなかったものの、74.4%に当たる29人が入れ替わっていた。今回も半数以上が交代し、世代交代の流れが一段と鮮明になった。

新たに執行部入りしたのは、パク・テソン(朴泰成)首相、リ・ヒヨン(李煕用)党書記、チョ・チュンリョン(趙春龍)党書記、チェ・ドンミョン(崔東明)党書記、チェ・ソニ(崔善姫)外相、ノ・グァンチョル(努光鉄)国防相、パク・ジョングン(朴正根)副首相、チュ・チャンイル(朱昌日)党宣伝扇動部長、チュ・チョルギュ(朱哲奎)党農業部長らだ。

一方、キム・ヨンチョル(金英哲)党10局(旧統一戦線部)顧問、パク・ポンジュ(朴奉珠)元首相、オ・スヨン(呉秀容)党経済政策総顧問、チェ・フィ(崔輝)元国家体育指導委員長らは名簿から外れた。いずれも第一線を退いていた元老級の人物であり、今回の構成には世代交代の方針が反映されたとみられる。

キム総書記の側近として知られるチェ・リョンヘ(崔竜海)最高人民会議常任委員長、チョ・ヨンウォン(趙甬元)党書記、リ・イルファン(李日煥)党書記、パク・ジョンチョン(朴正天)党書記らは前回に続き名を連ねた。リ・ビョンチョル(李炳哲)党中央委員会軍需政策担当総顧問、キム・ドックン(金徳訓)党経済書記、リ・ヨンギル(李永吉)軍総参謀長も引き続き執行部に入った。

とりわけ、かつて対韓国機関だった統一戦線部の顧問を務め「対韓国通」と呼ばれたキム・ヨンチョル顧問が外れた点は、北朝鮮が2023年末以降、南北関係を「敵対的な二国家」と規定し、対韓国政策の比重を下げている動きと無関係ではないとみられる。

その一方で、外交を統括するチェ・ソニ外相が新たに加わったことは、「二国家関係」を宣言した韓国を含め、対外政策の軸を外交分野に一本化する姿勢を示したものとの見方が出ている。中国との党対党外交を担うキム・ソンナム(金成男)党国際部長も執行部に含まれた。

また、先月、工場近代化の竣工式視察の際に工事遅延の責任を問われ解任されたヤン・スンホ(楊昇虎)副首相は、今回は名簿に入らなかった。

一方、出席の有無が注目されていたキム・ジョンウン総書記の娘は、これまでのところ執行部名簿や北朝鮮メディアが公開した写真では確認されていない。

韓国の国家情報院は12日、国会情報委員会への報告で、娘が現在「後継者内定および後継教育」の段階にあるとの判断を示しており、一部では今回の党大会を機に党中央委員への選出など公式肩書を得る可能性も取り沙汰されていた。ただ、13歳という年齢を踏まえれば出席は時期尚早との見方も少なくない。

今回の大会には党中央指導機関の構成員224人と、各級組織から選出された代表4776人の計5000人が参加した。傍聴者2000人を含めると、約7000人規模が党大会のために平壌に集結したことになる。

(c)news1

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