
北朝鮮が浄化されていない放射能汚染水を放出し、韓国国内にも影響を与えているとの疑惑が浮上する中、韓国の原子力安全委員会(原安委)は7月1日、全国の放射線レベルが平常通りであると発表した。
原安委によると、全国に設置された環境放射線自動監視網(平均15分周期で測定)を通じて1日午前11時時点で確認された放射線量は、時間当たり0.059~0.212マイクロシーベルト(μSv)であり、通常の変動範囲内だった。
とくに、放射線レベルが通常の約8倍(0.87μSv/h)に達しているとの主張が出ていた仁川市江華郡の海水浴場では、原安委が韓国原子力安全技術院(KINS)の現場調査チームを派遣して直接測定した結果、0.2μSv/h以内であることが確認され、正常範囲にあった。
また、江華郡最北端の北城里に設置された放射線監視機も、同時刻に0.143μSv/hを記録しており、異常は見られなかった。
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