2026 年 2月 19日 (木)
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北朝鮮の実力者・崔善姫外相、錦繍山参拝を欠席していた…対外路線の協議に集中か

16日、錦繍山太陽宮殿を訪れた党・政府幹部ら=労働新聞(c)news1

北朝鮮の外交トップであるチェ・ソニ(崔善姫)外相が、2月16日の故キム・ジョンイル(金正日)総書記の誕生日に合わせて実施された錦繍山太陽宮殿への参拝に姿を見せなかった。キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記も同日の参拝を見送っており、両氏が目前に迫る第9回党大会の対外路線をめぐり、別途協議していた可能性が指摘されている。

労働党機関紙・労働新聞が17日付で報じた参拝写真には、パク・テソン(朴泰成)首相やチェ・リョンヘ(崔龍海)最高人民会議常任委員長ら主要幹部の姿が確認できるが、チェ・ソニ外相は写っていない。

チェ・ソニ外相はこれまで、キム・ジョンウン総書記の直後に立つ形で参拝に参加することが多かった。1月の家族同伴参拝や、昨年12月のキム・ジョンイル総書記命日の行事でも確認されており、今回の欠席は異例と受け止められている。

もっとも、労働新聞は16日にキム・ジョンウン総書記が平壌・和盛地区の住宅完成式に出席したと伝えており、チェ・ソニ外相も随行しており、健康問題や海外出張が理由ではないことを示唆する。

専門家の間では、両氏が党大会を控え、対外戦略の最終調整に入っている可能性があるとの見方が出る。北朝鮮は今月下旬開催を予告した第9回党大会で、新たな対外路線を打ち出す公算が大きい。

焦点は、2023年末に宣言した「南北は敵対する二つの国家」との方針を党規約に明記するかどうか、また米国へのメッセージをどう整理するかにある。トランプ米大統領の対話提案に対する言及や、対米方針の修正が示される可能性も取り沙汰される。

党大会は今後5年間の国政運営の方向性を定める最重要行事の一つだ。2016年の第7回大会は36年ぶりの開催で、労働党中心の統治体制を強化する転機となった。今回の大会も、対外路線を含む中長期戦略を確定する場となる見通し。

(c)news1

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