2026 年 3月 25日 (水)
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北朝鮮の人事変動…金正恩総書記の実妹・金与正氏が国務委を離れた意味とは

労働新聞(c)news1

北朝鮮のキム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党総務部長が、最高人民会議の人事で国務委員会のメンバーから外れたことが分かり、背景に関心が集まっている。

今回の人事は、3月22日に平壌で開かれた最高人民会議第15期第1回会議で決定された。会議にはキム・ジョンウン(金正恩)総書記も出席し、国務委員会の再編と内閣人事が同時に進められた。

キム・ヨジョン氏は2019年以降、国務委員を兼務してきたが、今回の改編では名簿から外れた。一方で、2026年2月の党大会では部長へ昇進しており、「昇進にもかかわらず国務委を外れた異例の人事」と受け止められている。

国務委員会は、北朝鮮が対外関係、とりわけ韓国や米国との外交で前面に立つ機関とされる。そのため、これまで対外メッセージを担ってきたキム・ヨジョン氏の離脱は予想外との見方が多い。

背景としては、北朝鮮が掲げる「南北は別国家」とする方針転換との関連が指摘される。対南機構の整理が進む中で、対外・対南業務の再編が進み、キム・ヨジョン氏の役割にも変化が生じた可能性がある。

一方で、党総務部長として内部統治を担う立場に移ったことによる役割分担との分析もある。党内での権限が強まったことで、国務委の職務からは外れたとの見方だ。

また今回の人事では、実務型の側近層を重視する「世代交代」の流れも顕著とされる。専門家は「キム・ヨジョン氏の除外は地位低下ではなく、党中心の役割へ軸足を移した結果の可能性が高い」と指摘している。

(c)news1

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