2026 年 3月 11日 (水)
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北朝鮮が平壌国際マラソン中止…外国人観光再開に慎重姿勢

高麗ツアーズのホームページ(c)news1

北朝鮮が4月に開催予定だった「平壌国際マラソン大会」を突然中止した。この大会は外国人観光再開の象徴的行事とみられていただけに、北朝鮮が依然として外国人受け入れに慎重な姿勢を維持している可能性が指摘されている。

北朝鮮専門の旅行会社で大会の公式パートナーでもある高麗ツアーズ(Koryo Tours)は9日、「2026年平壌国際マラソン大会が開催されないことになった」と発表した。同社によると、この決定は北朝鮮陸上連盟の事務総長から通知されたものだが、北朝鮮当局は中止の具体的理由を説明していないという。

同社は声明で「大会主催側より上位の機関で決定されたと理解している」としたうえで、「参加を予定していた人々に失望を与えることは承知しているが、今回の中止は予想外だった」と説明した。

すでに参加を申し込んだ人の費用は規約に基づき全額返金される予定だが、希望すれば来年大会の参加費として預かり金にすることも可能としている。

平壌国際マラソンは1981年から、北朝鮮のキム・イルソン(金日成)主席の誕生日(4月15日)である「太陽節」を記念して開催されてきた。

2014年以降は外国人の参加も認められ、海外ランナーが平壌市内を走る観光イベントとして北朝鮮の代表的な観光商品となっていた。

しかし北朝鮮は2020年2月、新型コロナウイルスの拡大を受けて国境を全面封鎖した。その後も外国人観光の再開は限定的にとどまっている。

2025年4月には約6年ぶりに大会が再開されたが、観光政策は依然として慎重な姿勢が続いている。

実際、北朝鮮は2024年2月に羅先経済特区の観光を再開したものの、わずか3週間で中断した。

現在も外国人観光客の受け入れは限定的で、主にロシア観光客を中心とした選別的な受け入れとなっている。

(c)news1

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