2024 年 11月 25日 (月)
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北朝鮮が中国の領土に?それは困る [KWレポート] 韓国は南北統一を願っているのか?(2)

板門店(c)Reuters/MONEYTODAY

MONEYTODAYが取材した20代は、統一について次のように答えた。

「統一をすると、我々が損をしなければならないでしょう。だって、我々の方が豊かに暮らしているから」(キム・ミンジェさん、23歳、仮名)

「子どもを産まないかもしれないのに、未来世代のために損失を受け入れてまで、統一したくはないですね」(イ・ダジョンさん、20歳、仮名)

「一つの民族という考えもどんどん薄れてきます」(ユ・デハンさん、27歳、仮名)

「一緒になると、社会的な対立が深刻になるんじゃないですか。住民意識も大きく違うでしょうし」(ホン・ジンスさん、28歳、仮名)

「離散家族の問題が唯一共感できる理由でした。でも、今ではその方々も多くが亡くなられていると聞いています」(ユン・イルジョンさん、27歳、仮名)

「統一は現実的には不可能な話だと思います」(キム・サンヒョンさん、27歳、仮名)

共通点は、統一に対して否定的であるということだ。

2012年10月5日、京畿道坡州市の都羅山南北出入事務所から、韓国の民間団体のトラックが北朝鮮に向かっている(c)news1

◇予想される経済・社会的問題が大きすぎる

キム・ミンジェさんは「北韓(北朝鮮)は非常に貧しく、困難な状況だと聞いています。結局、統一プロセスにおける経済的負担は我々の肩にかかるでしょう。顔も知らないうえ、我々に害を与えたこともある人々に、我々の税金が使われるのは嫌だ」と述べた。

イ・ダジョンさんは「みんな北側に住みたいとは思わないでしょう。北韓住民が南にくると思う。仕事の問題も心配です。今でも就職難なのに、人が増えればさらに仕事を見つけるのが難しくなるでしょう。統一が未来世代に利益があるとしても、私はやりたくない。子どもがいる人はどう思うかわかりませんが、子どものいない私には遠い話です」と語った。

ユ・デハンさんは「統一プロセスだけでなく、その後も韓国が大きな財政を投入しなければならないでしょう。我々が経済的に譲歩したとして、北韓は我々に何を提供できるだろうか。何もないように思える」とみる。

ユン・イルジョンさんは「子どものころから受けてきた教育で、統一の理由として最も共感できるのが離散家族の問題でした。でも、今はその方々もほとんど亡くなられていると聞いています。ますます統一を『なぜ』すべきなのか疑問が増えてきました」と伝えた。

ホン・ジンスさんは、社会的対立が最も心配だと言った。「住民意識の違いから、窃盗や家庭内暴力などの犯罪から社会的な通念に至るまで、多くの部分で対立が起こるでしょう。かつてのドイツも、統一当時、西ドイツと東ドイツの国民同士で対立が多かったと聞いています。我々は分断期間がさらに長いため、対立はもっと深刻になると思います」

キム・サンヒョンさんは「大人たちを見ると、統一は『当然』すべきことのように思える。長所と短所があるかもしれませんが、『現実的に可能なのか』という考えが最も強いです。肯定・否定を問わず、そもそも実現可能な話かどうかもわかりません」と明かした。

(つづく)

(c)MONEYTODAY

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