2026 年 3月 12日 (木)
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北朝鮮「思想・文化の浸透は“帝国主義の柔軟な戦争”」…青年層への価値観侵食を警戒、党大会控え思想戦に注力

朝鮮中央テレビキャプチャー(c)NEWSIS

北朝鮮は12月11日、欧米諸国による外部情報や文化の流入を、「体制崩壊を狙った帝国主義勢力の“柔軟な戦争”戦術」だとして強く非難した。青年層を標的とした思想的攻勢への警戒を強調し、来年初めの第9回労働党大会に向け、思想分野での結束強化を呼びかけている。

朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は同日、「帝国主義者の狡猾な侵略手段、柔軟な戦争」と題する論評を掲載。世界各地の紛争や国家崩壊の例を挙げた上で、「その根源は他にあるのではない。自らの価値観によって支配を実現しようとする帝国主義者の世界制覇戦略にある」と主張した。

特に「思想・精神の瓦解を狙った思想文化的な浸透」に注力する欧米を強く非難。NGO(非政府組織)や国際交流事業、インターネットなどを「帝国主義の触手」「政権転覆の道具」などと表現し、情報流入の経路として批判した。

記事では、カラー革命(民主化運動)をその一例に挙げ、「インターネットは西側の価値観を広める通路となっている」として、情報ネットワーク自体への警戒も強調した。

特に、若年層の価値観の変質を強く懸念。「西側は長期的かつ全方位的な思想文化の浸透を通じて、青年たちの思想と精神を変化させようとしている。最終的には西側の制度と価値観に染まり、自ら気づかぬうちに“操り人形”となる危険がある」と指摘した。

また、「帝国主義者の策動により、不健全な内容を含んだ西側の文化製品が“悪性ウイルス”のように国境を越えて広がっている」と主張。「それは新しい世代の思想や生活様式、価値観を蝕み、社会全体に数え切れないほどの否定的影響を与えている」と述べた。

同紙は「思想・精神分野での対決において、少しでも譲歩すれば主権は侵害され、人民は帝国主義者の奴隷になる」と警告。「人間の脳に否定的な影響を与え、支配戦略を実現しようとする帝国主義の手口は、昔も今も変わっていない」と強く批判した。

北朝鮮は現在、党大会の準備を進めており、党内外の思想統制と若年層の動向掌握に一層注力しているとみられる。

(c)news1

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