2026 年 2月 23日 (月)
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北朝鮮「公式序列2位」の崔龍海氏が退任か…新指導部名簿に名前なし

崔龍海・最高人民会議常任委員長(c)news1

北朝鮮の第9回朝鮮労働党大会で選出された第9期党中央委員会の指導部名簿から、キム・ジョンウン(金正恩)総書記に次ぐ「公式序列2位」とされてきたチェ・リョンヘ(崔龍海)氏の名前が確認できなかった。世代交代の一環として第一線から退いた可能性が指摘されている。

党機関紙・労働新聞は23日、党大会4日目(22日)に新たに選出された党中央委員会の委員および候補委員の名簿を公開した。今回選ばれたメンバーは、次回党大会までの5年間、党の主要決定に関与する指導部として活動する。

公表された委員名簿によると、キム総書記の下にパク・テソン(朴泰成)首相、チョ・ヨンウォン(趙甬元)党書記、リ・イルファン(李日煥)党書記ら、第8期党中央委員会で活動してきた主要高官の多くが含まれている。一方で、チェ・リョンヘ氏の名は見当たらなかった。

今回の大会では、党中央委員に138人、候補委員に111人が選出された。人数は第8回党大会時と同じ。

チェ・リョンヘ氏は2019年4月、韓国の国会に相当する最高人民会議の常任委員長、また国家最高指導機関である国務委員会の第1副委員長に就任した。2021年1月には党最高指導部の政治局常務委員にも名を連ね、複数の要職を兼ねる中でキム総書記に次ぐ序列2位と位置付けられてきた。

チェ・リョンヘ氏は、キム・イルソン(金日成)主席とともに抗日パルチザン闘争に参加したチェ・ヒョン(崔賢)氏の息子。チェ・ヒョン氏は建国功臣の一人で、死後「革命烈士」とされた人物だ。最近では、北朝鮮が5000トン級の新型駆逐艦の1番艦を「チェ・ヒョン号」と命名するなど、象徴的存在として扱われている。

今回の人事からチェ・リョンヘ氏の退任が事実であれば、長年にわたり政権中枢を支えてきた重鎮の後退を意味する。もっとも、北朝鮮は公式肩書や役職を変更しつつ実質的影響力を維持させるケースもあるため、今後の追加発表や動向を見極める必要がある。

(c)news1

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