北朝鮮が最近、米韓合同空中演習に対応した軍事作戦を実施したとして7日に公開した写真の一部は、これまでに公開した写真と同じものと推定される。北朝鮮がミサイルの具体的な諸元を隠したり、韓国軍の発表を混乱させるために写真を「リサイクル」した可能性があるという分析が提起されている。
軍消息筋によると、北朝鮮が7日、朝鮮労働党機関紙、労働新聞や朝鮮中央通信などの国営メディアを通じて公開した写真の一部は、4月に北朝鮮が公開した「新型戦術誘導兵器」と同一と推定される。当時、北朝鮮はキム・ジョンウン(金正恩)総書記が参観した中、新型戦術誘導兵器の試験発射を成功裏に進めたとし、写真を公開していた。
北朝鮮は今月7日の報道では写真に対する説明を付けなかったが、ミサイル発射角度と花火の形から見て、4月に報じた写真と同じように見える。これは、北朝鮮の報道内容の多くが「欺瞞戦術」によって、2~5日の間に発射されたミサイルと異なる可能性が高いという韓国軍の判断と相まって解釈されている。
専門家らも同様に、このような軍の判断と同様の分析を下した。21世紀軍事研究所のリュ・ソンヨプ専門委員は「ミサイルを発射しなかった可能性もある。かく乱するためのものかもしれない」とみている。
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