北朝鮮が来月15日の故キム・イルソン(金日成)主席の生誕110周年を控え、軍事パレードを準備しているとみられる。そのための演習に、少なくとも600台以上の車両が動員されたことがわかった。
米政府系放送局の自由アジア放送(RFA)は23日、北朝鮮の軍事パレード練習場である平壌美林(ミリム)飛行場一帯を撮影した21日付の衛星写真を分析した。その結果、飛行場周辺の緑地に約600~650台の車両が駐車されていることがわかった。また、飛行場南側の滑走路でも一部車両の移動が確認された。
RFAは、先月ここに駐車してあった車両が約150台だったのに比べると、動員された車両数が約4倍に増えたとしている。また「衛星写真の中の滑走路広場だけで25~30の隊列が見える。過去の軍事パレード時には1隊列ごとに約300人の兵力が集まった点を考慮すると、7500~8000人が動員されたものとみられる」と説明した。
これについて韓国軍関係者も21日、「北朝鮮の軍事パレードの演習に動員された兵力は6000人以上」と伝えた。
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