
北朝鮮の国営航空会社「高麗航空」が平壌と中国・上海を結ぶ夜間定期便を運航していることが明らかになった。外国人観光客の誘致を通じて観光産業の再活性化を図る狙いがあるとみられる。
SNS上に投稿された動画によると、「平壌―上海」便は毎週木曜日と日曜日の週2回、夜間に運航されているという。具体的には、平壌発のJS157便は午後8時出発、午後9時40分に上海到着。上海発のJS158便は午後10時45分出発、翌午前2時15分に平壌到着するスケジュールとなっている。
この便は、2025年10月26日―2026年3月28日の冬季スケジュールとして掲示されており、高麗航空が夜間定期便を設定したのは新型コロナウイルスのパンデミック以降初となる。すでに2023年6月時点で、航空機追跡サイト「フライトレーダー24」の情報からこの路線の存在は確認されていた。
平壌とロシア・ウラジオストクを結ぶ便も週3便(月・水・金)で継続運航されている。また、平壌から北部の観光地「三池淵」や「漁郎」への国内線も、毎週火曜と金曜に定期便として運航されていることが判明した。
北朝鮮はコロナ禍で国境を完全に封鎖していたが、近年は徐々に開放の兆しを見せている。
韓国・KDB未来戦略研究所のキム・ミヨン上級研究員は「2025年に小規模ながら再開された観光事業では、オンライン予約や決済の効率化、交通・施設インフラの改善が進められている」と分析。「短期の視察型ツアーから脱却し、2万人以上が宿泊可能なホテル設備を活用した長期滞在型レジャー観光へのシフトが進められる可能性がある」と見通した。
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