
北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領の3首脳が2025年9月3日、北京で開催された第2次世界大戦勝利80周年記念軍事パレードに続き、人民大会堂での公式リセプションにもそろって登場し、3カ国の結束を誇示した。
中国国営新華社通信などによると、このリセプションは同日午前11時30分ごろ(現地時間)、北京の人民大会堂で開かれた。これは中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利を記念する行事の一環であり、軍事パレード終了直後に開かれた。
中国中央テレビが公開した映像によると、会場に入場する際、習近平主席の左側にキム総書記が、右側にはプーチン大統領がそれぞれ立ち、3人で移動する様子が映し出された。リセプションでは習主席が演説し、その後、主要首脳らと昼食をともにした。着席時、習主席の右隣にはプーチン大統領、左隣には妻彭麗媛氏、その左隣にキム総書記が並んだ。
同日午前8時(日本時間午前9時)過ぎには、キム総書記が天安門広場入り口に姿を見せ、記念軍事パレードの会場に入場した。習主席は各国首脳を順に握手で出迎え、キム総書記の登場順は終盤、最後に握手を交わしたのはプーチン大統領だった。
式典後には、習主席がプーチン大統領とキム総書記を伴い、天安門楼閣に登壇。この際も、左にキム総書記、右にプーチン大統領という配置で階段を上がり、3首脳が常に行動を共にしていた。終始、和やかな雰囲気の中で3カ国の密接な関係が改めて演出された。
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