2024 年 11月 25日 (月)
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化学製品の成分をQRで確認、公共交通機関の空気の質も情報公開

SDGs~韓国の取り組み

昨年12月16日午前、ハン・ジョンエ(韓貞愛)環境相がソウル地下鉄駅舎における高濃度粒子状物質の低減措置への対応状況を点検している(環境省提供)©news1

韓国で今年から、地下鉄の駅舎で空気の質に関する情報を確認できるようになる。また、殺菌剤のような生活化学製品を購入する際、全成分の公開など、国民の知る権利が強化される。

業務計画には▽公共交通機関を利用する際、空気の質に関する情報確認▽生活化学製品を購入する際、QRコードでの成分確認▽人工知能(AI)技術を活用した老朽化産業団地のモニタリング――などが盛り込まれた。

環境省はまず、屋内の空気の質の管理を強化する計画だ。地下鉄やバスなど公共交通機関の空気の質を把握するため、15の車両に測定網を構築し、試験的に運用する。昨年4月の「室内空気質管理法」改正により、全国の地下駅舎に測定網設置が義務化され、今年は全国すべての地下鉄の駅で利用客が簡単に粉塵の濃度を確認できるよう電光板を設置する。

生活化学製品の安全性を強化するため、製品のすべての成分がわかるよう「全成分公開製品」数を拡大し、洗浄剤や芳香剤など安全確認対象の生活化学製品全品目(39種)に対して、製品の表面に含有物質、使用上の注意事項など、詳しい情報を簡単に確認できるQRコードを表示する。

©news1

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