2025 年 12月 31日 (水)
ホーム社会初日の出を見に日本海岸へ…韓国・32万台の大移動とKTX予約戦争

初日の出を見に日本海岸へ…韓国・32万台の大移動とKTX予約戦争

江原道での初日の出の様子=資料写真(c)news1

2026年の干支「赤い馬の年(丙午年)」を迎えるにあたり、韓国・江原道の日本海岸一帯では年末年始の初日の出を見ようとする観光客でにぎわいそうだ。今年は釜山と江陵を結ぶ東海線にKTX-イウムが初投入されたこともあり、嶺南圏(慶尚道地方)からのアクセスが改善され、大量の人出が予想されている。

韓国道路公社江原本部は12月31日から2026年1月4日までの5日間を「初日の出特別交通対策期間」と定め、混雑緩和と安全対策に乗り出すと発表した。

江原地域の高速道路の1日平均交通量は26万1000台と見込まれ、前年同期比で6.4%の増加が予測されている。特に1月1日の当日は32万1000台に達する見込みで、連休の影響もあり前年より9.9%の増加が予想されている。

所要時間は、日本海岸方面ではソウルから襄陽まで約3時間50分、ソウルから江陵までは4時間10分、ソウル方面では襄陽からソウルが約5時間20分、江陵からソウルまでは6時間に及ぶ見通しだ。混雑のピークは、日本海岸方向が午前5~7時、ソウル方向が午後4~6時とされている。

道路公社は玉渓・東海のサービスエリアに職員を集中配置し、路肩やメンテナンス通路での不法駐車への取り締まりを強化。道路情報表示板(VMS)でリアルタイムの交通情報も提供し、嶺東線の眠気防止エリアには仮設トイレも設置する。

特に今年は、東海線鉄道にKTX-イウムが導入された直後の年末年始となるため、従来よりも多くの嶺南圏からの初日の出客が訪れるとみられている。すでに韓国鉄道公社(KORAIL)の予約アプリでは、江陵行きのKTXが次々と売り切れている状況だ。

(c)news1

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