韓国で最近、新型コロナウイルス感染の拡散傾向が弱まり、京畿道(キョンギド)・板橋(パンギョ)の情報技術(IT)各社は「在宅勤務」に終止符を打ち「事務室出勤」に転換している。全面出勤体制に突入し、IT業界の会社は「社員食堂」で社員の「食事福祉」に力を入れている。
ゲーム会社「ネオウィズ(NeoWiz)」は今年から社員に1日3食を無料で提供することにした。これまでの規定は朝と昼を職員が半分負担し、夕方だけ無料で提供される方式だった。1日1食無料提供から「1日3食」を会社で無料提供することにしたのは破格の決定だ。
「NCソフト」もオフィス出勤体制を確定した昨年6月、社員食堂に新たなメニューを導入した。環境にやさしいサラダボウルとビーガンメニューを提供する「フレッシュボウル」コーナーを設置した。
ネット大手のカカオも3月から施行される全面出勤制である「オフィスファースト」を控えて社員食堂施設改善作業を進めている。カカオは昨年7月末から社屋内の食堂「チュンシク道楽(カカオフレンズのチュンシクから名を付けた)」を運営している。
カカオは社屋完工後、初めての全面出勤を迎え、改善作業に入ったものと分析されている。
業界関係者は「新型コロナの3年間に、在宅勤務文化が最も日常的だったのが板橋IT業界だ。在宅勤務の廃止に伴う社員の反発も相対的に大きい。会社出勤時に享受できる福祉として、社員食堂が強調されているようだ」と話した。
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