2024 年 12月 23日 (月)
ホームエンターテインメント処理水放出反対の韓流ボーカル、問題視されたSNS投稿を釈明「政治的意図はない」

処理水放出反対の韓流ボーカル、問題視されたSNS投稿を釈明「政治的意図はない」

キム・ユナさん(c)NEWSIS

福島第1原子力発電所の処理水海洋放出を批判する韓国の4人組ロックバンド「紫雨林(チャウリム)」のボーカル、キム・ユナさんが、SNS上で海洋放出に反対する投稿をしたことについて「政治的意図はない」と釈明した。所属事務所インターパークエンターテインメントがこのほど明らかにした。

キム・ユナさんは、処理水放出が始まった先月24日、インスタグラムに、酸性雨が降りしきる2019年のロサンゼルスを舞台にした約40年前の映画「ブレードランナー」に言及し「ブレードランナー+4年、映画でのディストピアが現実になり始める。放射能の雨がやまず、日も当たらない映画の中のロサンゼルスの風景。きょうのような日、地獄について考える」とつづった。また「RIP(Rest In Peace=安らかにお眠りください)地球」というメッセージが記された写真を掲載しながら、処理水放出に反対する姿勢を鮮明にしていた。

この投稿をめぐり、ネットユーザーの間で論争が起き、与党「国民の力」の議員からも「常識のある芸能人だというが、常識のない『常識芸能人』があまりにも多い」「言いたいことを言う自由はあるが、公的な発言には重い責任が伴う」などと批判の声が相次いだ。

こうした状況のなか、インターパークエンターテインメントは「最近、話題になったキム・ユナさんのSNS掲示物は政治的な立場を表明したものではなく、環境汚染への憂慮と残念さを表わしただけだ」との解釈を伝えたうえ「過度なひぼうや名誉毀損、侮辱など違法行為は自制してほしい」と求めた。

(c)NEWSIS

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