韓国で12月に訪れるべき隠れた冬の名所として「冬の童話村」5選が話題を集めている。韓国観光公社が選定したこれらの場所は、まるで欧州に瞬間移動したような異国情緒を楽しむことができる。
選ばれた5つのスポットは次の通り。
▽京畿道加平郡「イタリア村ピノキオとダ・ヴィンチ」
2021年に開園したこのテーマパークは、イタリア・トスカーナ地方の建築様式を取り入れた国内唯一のイタリアテーマ村。敷地内には23のエリアがあり、イタリアの芸術と文化を体感できる。特に12月は「ピノキオ&星の王子さまイルミネーションフェスティバル」が開催され、幻想的な光の装飾が楽しめる。隣接するフランス村「プチフランス」も同時に観覧でき、星の王子さまをテーマにした特別な体験も可能だ。
▽江原道三陟市「ハイワンチュチュパーク」
スイスを彷彿とさせる冬の風景を楽しめるこの施設は、鉄道テーマのリゾート地。国内唯一のスイッチバックトレインや山岳型レールバイクなど、ユニークなアクティビティが魅力だ。スイッチバックトレインは1963年に開通した路線を再現しており、冬山の美しい風景を間近で堪能できる。さらに、「トンリタンタンパーク」では炭鉱の歴史を光とアートで表現した展示が見どころだ。
▽大田市「大洞ハヌル公園」
朝鮮戦争の避難民が形成した「大洞ハヌルマウル」には、ノスタルジックな壁画とともに温かみのある風景が広がる。特に、大洞ハヌル公園の風車は夕日の名所として有名で、紅色に染まる空と大田の街並みを一望できる。また、恋人たちのデートスポットとしても知られる「恋愛岩」もユニークな名所だ。
▽慶尚北道奉化郡「分川サンタ村」
365日クリスマスを楽しめるこの村は、分川駅の広場からサンタクロースとルドルフのオブジェが迎えてくれる。12月にはサンタフェスティバルが開催され、ポストカードの作成やルドルフ列車の乗車体験など、家族連れにも人気だ。また、韓国唯一の「Vトレイン」で、渓谷美を楽しむこともできる。
▽全羅北道井邑市「欧州村エンゲルベルク」
まるで欧州にいるかのようなこの村は、ドイツ文化を中心に欧州全体の雰囲気を再現している。アンティーク家具で飾られたベーカリーカフェでは、アフタヌーンティーを楽しむことができる。また、茶器を展示する「オリエンタル・ティロル茶博物館」も見どころの一つだ。村内を散策すれば、異国情緒たっぷりの建物が立ち並ぶ風景を楽しめる。
12月の韓国旅行では、これらの「冬の童話村」を訪れ、日常を離れたロマンチックな体験をしてみてはいかがだろうか。それぞれの場所が提供する特別な冬の風景と異国のような雰囲気が、忘れられない思い出を作ってくれるだろう。
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