
11年前に再婚した50代の韓国の女性が、夫の親族から無視され、心の傷を抱えているというエピソードがJTBCの番組「事件班長」で紹介された。
女性は再婚して11年目。夫も再婚だ。結婚する時、夫の家族は誰一人として祝福してくれず、その後もまるで存在しないかのような扱いを受けてきた。
それでも女性は「良い関係を築きたい」として、夫の姉の還暦祝いには宿泊先の手配から食事、祝いの餅まで一人で準備した。しかし、義姉から「全部キャンセルしてくれ」と連絡があった。謝罪もなく、である。
また、女性は夫の実家の葬儀や誕生日、子どもの初めての誕生日など全ての行事に参加してきた。一方で、向こうが女性の家の行事に顔を出したことは一度もなかった。
最近夫の兄が亡くなり香典30万ウォン(約3万円)を送ったところ、義姉は夫に「お前たち、離婚したのか?」と連絡し、「月末に家族の集まりがある」とだけ言って電話を切った。
こうした仕打ちに耐えている女性が「私の葬式にあなたの家族は来てくれると思うか」と尋ねたら、夫ですら平然と「当然来ないだろう」と答えた。
「再婚だと家族として扱われないのか。この家の行事に今後一切関わりたくない」と女性は告白した。
番組のパク・ジフン弁護士は「夫の家族だけがそんな態度を取り続けるのは理解に苦しむ。無理に合わせる必要はなく、同じように距離を取ってもいい」と述べた。
また、ヤン・ジヨル弁護士も「夫が何の対応もしなかったのがむしろ異常。義姉が“離婚したのか”と聞いたのも悪意を感じる。一方的に我慢し続ける必要はない」と語った。
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