
内縁関係の女性との間に生まれた子どもを育てられないとして、手放したしたとして児童福祉法違反(児童売買・児童遺棄放任)などの罪に問われた実父の男(40代)に対し、韓国釜山地裁は8月21日、懲役1年2カ月を、さらに道路交通法違反などで懲役1年を言い渡した。内縁の女性(40代)には懲役2年、執行猶予3年が宣告された。
判決によると、2人は2013年と2018年にそれぞれ生まれた男児と女児を、身元や養育能力を十分に確認しないまま他人に渡したり、病院費の肩代わりに引き渡したりした。実父には法的な妻がいる。女性は家族に内縁関係を知られたくないという理由で犯行に及んだとされる。
2人は出産後、出生届を出さず、インターネットで個人間の養子縁組方法を探して知り合った人々に子どもを渡していた。特に2018年には娘を引き取りたいという人物に病院費28万8000ウォンを支払わせ、その見返りとして引き渡した。
さらに実父は2024年6月、釜山の道路で無免許のまま約1キロを運転して警察に摘発された際、知人の住民登録番号を自分のものとして使用した罪にも問われた。
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