2025 年 5月 26日 (月)
ホーム社会公園駐車場・勝手に“私設小屋”はありなのか?…韓国「公共スペース私物化」に住民激怒

公園駐車場・勝手に“私設小屋”はありなのか?…韓国「公共スペース私物化」に住民激怒

「忠州市ドットコム」キャプチャー(c)NEWSIS

韓国・忠清北道忠州市(チュンチョンブクド・チュンジュシ)の丹月(タノル)水辺公園にある公用駐車場に、個人が違法建築物を設置したことが分かり、地元住民らの怒りが噴出している。

地域オンラインコミュニティに5月初め、「公園駐車場に違法建築物を見つけた」との投稿があった。「以前からテントによる違法占拠は見てきたが、まさか建物まで建てるとは思わなかった」という内容。「公共の場所の私物化に対して市が対応すべきだ」と指摘している。

公開された写真には、駐車場に幅6メートル、奥行き2.5メートル、高さ3メートルほどの構造物が写っている。鉄製のフレームに透明パネルで囲まれており、内部には椅子、テーブル、たき火台などが置かれていた。

これを見た市民たちからは「まさか個人がやったのか?」「個人の土地でもないのに、これはひどすぎる」「市は早急に撤去すべきだ」といった批判の声が相次いだ。また、「女性が荷物を運んでいるのを見た」「週末に女性3人が楽しそうに使っていた」といった目撃情報も寄せられた。

苦情を受けて忠州市が調査した結果、個人が無断で設置した仮設建築物と判明。市は建築法違反と確認し、今週中に撤去するよう通知した。応じない場合は行政手続法に基づき、是正命令と履行強制金の措置が取られる見通しだ。

丹月水辺公園は川辺で水遊びや無料キャンプを楽しめる人気スポット。2020年ごろから長期間設営されたままのテントやキャンピングカーによるトラブルが絶えない状態が続いており、市は公共空間の不法占拠に対して厳格な対応を検討するとしている。

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