2026 年 2月 5日 (木)
ホーム社会元プロ野球選手が“麻薬密輸の黒幕”に…タイ発ケタミン密輸事件、韓国で起訴

元プロ野球選手が“麻薬密輸の黒幕”に…タイ発ケタミン密輸事件、韓国で起訴

防犯カメラ映像にとらえられた麻薬組織の犯行=釜山地検提供(c)news1

タイを拠点にした麻薬密輸組織を取り仕切っていた元プロ野球選手を含む2人が、韓国で裁判にかけられることになった。

釜山地検強力犯罪捜査部はこのほど、特定犯罪加重処罰法違反(向精神性薬物)などの罪で、麻薬密輸組織の総括役2人を身柄拘束のうえ起訴した。

起訴状などによると、2人は2025年9~10月、計3回にわたり、通信アプリ「テレグラム」で運搬役に指示を出し、タイで購入したケタミン約1.9キロ(約1億ウォン相当)を韓国に密輸したとされる。このうち元プロ野球選手のA被告は、2025年12月から2026年1月にかけ、タイのクラブで覚醒剤を使用した容疑も受けている。

総括役の指示を受けた運搬役らは、空港のトイレなど監視の目が届きにくい場所を使い、麻薬を受け渡していた。捜査では、税関などの警戒が比較的緩いとみられる家族旅行客に着目し、ある運搬役に「未成年の息子と一緒に海外へ行き、麻薬を受け取って運べ」と持ちかけた事実も判明した。ただ、この計画は実行に至らなかったという。

検察は2025年10月、金海空港でタイから入国した運搬役のB被告を検挙した。当時、全国で同様の手口による麻薬密輸が相次いでいたことから、釜山市庁や釜山税関と合同の捜査班を立ち上げた。

捜査班はその後、全国で進んでいたタイ発の密輸事件を精査し、大田地検で運搬役C被告、仁川地検で運搬役D被告がそれぞれ起訴されている事実を確認した。B被告の事件とこれらの事件では、密輸した麻薬の種類、隠匿方法、指示役のテレグラム上の名義が一致していた。

C被告ら運搬役は「忠清南道の人のように見えた」「大田を本拠とするプロ野球球団の熱狂的ファンだった」と供述。捜査班はこれらの証言に加え、暗号資産のウォレット追跡、家宅捜索の結果などを突き合わせ、A被告を特定した。

(c)news1

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