2025 年 3月 26日 (水)
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働く女性に厳しい韓国、「ガラスの天井指数」最下位圏を脱せず…日本の一つ下

ガラスの天井指数の順位(c)MONEYTODAY

英国の時事週刊誌「エコノミスト」が現地時間の今月5日に発刊した「ガラスの天井指数(Glass Ceiling Index)」によると、韓国はOECD(経済協力開発機構)加盟29カ国のうち28位となった。最下位は脱したが、依然として「働く女性に厳しい国」という汚名から抜け出せていない。

同誌は、女性の労働参加率や所得、育児休業の有給制度など10項目の指標を基に、2013年から毎年、OECD加盟国を対象にガラスの天井指数を発表している。韓国は昨年(2023年)まで12年連続で最下位を記録。今年は28位となり1段階順位を上げた。

上位は北欧諸国が独占した。1位のスウェーデンにアイスランド、フィンランド、ノルウェーが続き、フランス、ニュージーランド、ポルトガル、スペイン、デンマーク、オーストラリアなどが上位を占めた。

一方、昨年28位だったトルコは最下位の29位に転落。日本は27位だった。

韓国は女性の労働参加率が男性に比べて低く、男女間の所得格差も依然として大きい。韓国統計庁によると、昨年の女性の経済活動参加率は56.3%と統計開始以来最高水準を記録したが、男性(71.9%)に比べて15.6ポイント低かった。この男女間格差はトルコ(37.3ポイント)、イタリア(18.1ポイント)に次ぐ大きさだ。

また、韓国における女性管理職の割合は16.3%、企業内の女性役員比率は17.2%で、いずれも下から2〜3番目の水準。女性議員の割合も20%にとどまっている。

(c)MONEYTODAY

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