
高額年収を誇る専門職の女性と結婚した後、突然働かなくなって毎日のように酒を飲んでいた夫が、妻から離婚を求められるや財産分与を要求したというエピソードが16日に放送された韓国YTNラジオの番組「賢いラジオ生活」で取り上げられた。
女性は契約社員として働いていた男性と「できちゃった婚」した。
その後、夫の態度が一変した。仕事をせず、毎日酒を飲むようになったのだ。その結果、飲酒運転事故を5回も起こし、車を廃車にした。女性は説得に努めたが、返ってきたのは暴言と暴力だった。
最終的に女性は結婚から3年で離婚を決意。ところが夫は離婚の話し合いの中で「財産を分けてほしい」と図々しい態度を取った。
これについて、番組に出演していたチョ・インソプ弁護士は「配偶者に収入がない、または働いていないというだけでは法的に離婚の理由にはならないが、働く意思が全くないまま配偶者に依存して暮らしている場合は夫婦間の信頼関係が破綻したと見なされ、離婚の理由になり得る」と説明した。
今回のように夫が財産分与を要求している件について、チョ弁護士は「すべての財産が女性が結婚前に築いた特有財産なので、法的には夫に分与される権利はない」とした。ただし「特有財産でも結婚生活中に配偶者が管理や貢献をしていた場合には10〜20%程度を分与される可能性もある」と付け加えた。
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