2025 年 7月 28日 (月)
ホーム社会偽物横行でも価格急騰…韓国で爆売れ「中国発キャラクター」

偽物横行でも価格急騰…韓国で爆売れ「中国発キャラクター」

カカオトーク「ギフト」画面に表示されたラブブ商品(c)news1

中国発キャラクター「ラブブ(Labubu)」が韓国のリセールプラットフォーム「KREAM」で爆発的な人気を見せている。コピー商品の流通が相次ぐなか、真贋保証を求めて利用者が殺到し、1週間の取引額は19億ウォン(約2億2000万円)を超えた。

特に「ポップマート・ラブブ ザ・モンスターズ・ハイライトシリーズ」の未開封ランダムボックスは定価の2万1000ウォンに対して5万6000ウォンで売買され、6000個以上を販売。KREAMの週間販売ランキングでも1位となった。価格急騰ランキングでも上位10点中6点がラブブ関連で、開封済みのシークレットアイテム「黒ラブブ」は定価の14倍にあたる31万8000ウォンで取引された。

一方、大手ECサイト「クーパン」などでは2万ウォン台での販売も見られるが、偽物疑惑が広がっており、価格が高くても厳密な鑑定が受けられるKREAMが信頼を集めている。ラッパーのイ・ヨンジや、ガールズグループILLITのウォンヒがSNSで偽物被害を訴えたことで関心はさらに高まった。

KREAMでは未開封商品に10項目の検査、開封済みでも箱や構成品を確認するなど徹底した真贋チェック体制を敷いている。検査基準の詳細は模倣対策のため非公開としている。

同社は現在、ラブブ関連商品の特設企画展も展開している。若年層を中心に人気を博しており、アプリ分析会社ワイズアップによると、2025年1~5月の間にKREAMで最も多く決済したのは20代で、全体の56.2%を占めた。

ラブブは2019年に中国のポップマートが知的財産権を取得。ブラックピンクのリサのSNS登場を機に注目され、世界的に人気が拡大。韓国内でのオフライン販売中止の影響も加わり、リセール市場では極めて入手困難なプレミア商品となっている。

(c)news1

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