韓国銀行が今月に入って、基準金利を現行の2.50%から3.00%に0.50ポイント引き上げるという「ビッグステップ」を断行すれば、家計貸出が脆弱な自営業者世帯の家計負債利子は17兆5263億ウォンに達する見通しであることが統計庁家計金融福祉調査マイクロデータの分析で判明した。
貸出金利が、基準金利引き上げ幅だけ上がって、変動金利の割合が全体家計貸出の74.2%との前提で推算した金額だ。世帯主が自営業者である世帯に限定した。
基準金利が史上最低の0.50%に下がった時期(2020年5月~2021年8月)にあたる2021年3月末でみれば、自営業者の家計負債利子額は12兆8111億ウォン程度に留まったという。
米国をはじめとする金融引き締め政策が急激に各国に広まり、韓国もこれに対応して基準金利は現在2.50%に上がった状況だ。金融関係者は韓国銀行が基準金利を0.50ポイント引き上げる「ビッグステップ」を選ぶ可能性が高いと見ている。
韓国の基準金利が3.00%に上がる場合には、わずか15カ月で自営業者が負担すべき家計負債利子だけで4兆7152億ウォン増になるという。
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