
仲間の集まりに毎回赤ちゃんを連れてくる友人に戸惑う韓国の30代女性のエピソードが最近、JTBCの番組「事件班長」で取り上げられた。
女性は学生時代から仲の良い仲間3人で月に1~2回集まっている。そのうち1人が昨年出産した。当初はその友人宅で赤ちゃんを見守りながら会っていたが、最近は外で集まることが増えた。友人は毎回、そこに赤ちゃんを連れてくるのだ。
「2~3回はレストランやカフェでも大丈夫だったが、だんだん難しくなってきた。子連れOKの場所を探すのが手間だし、仕事帰りに一杯飲みたい時も赤ちゃんがいると行ける場所が限られてしまう」と女性は言う。
ある日、友人が提案したルーフトップカフェに行くと、エレベーターがなく、5階までベビーカーを担いで上がらされた。その上、店内で赤ちゃんが泣くと周囲の目は冷たい。その日は早々に引き揚げ、心身ともに疲れ切ったという。
それでも友人は3人で会うことを強く希望。女性は「“赤ちゃんを連れてこないで”とは言いづらいし、どう伝えたらよいかわからない」と悩みを明かした。
評論家のチェ・ヒョンジン氏は「育児中の親こそ他人への配慮が大切。外に連れていくなら事前に相手に了解を取り、迷惑をかけないよう最善を尽くすべきだ」と述べた。
また、心理学者のパク・サンヒ教授は「今はまだ一緒に会うには難しい時期。時間が経てば保育園や家族に預けやすくなる。少し我慢してゆっくり会っては」とアドバイスした。
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