新年を迎えて開かれた韓国の中央(チュンアン)大学の始業式で、通信事業者KTの「AIヒューマン」が司会を務めた。KTのAIボイスの声を活用して生み出されたAI司会者はスムーズに式を取り仕切った。
開会宣言とともに映像にAI司会者が登場。落ち着いた声で大学の現状や将来の抱負を紹介した。続いて来賓紹介や新年の辞などの行事を滞りなく進めた。
AIヒューマンはKTが仮想人間の動画コンテンツ製作のために開発したサービス。モデルは生成型AIで作り出した仮想のキャラクターだ。肖像権と著作権の制約なしに自由にコンテンツ制作に活用できる。
KTは企業や地方自治体、公共機関など向けにオーダーメード型AIヒューマンを製作する「カスタムAIヒューマン」サービスも提供。実在の人物をモデルに性別や年齢、声など顧客が望む仮想人物を作ることができる。
一方、AIボイスは人間の感情を表せる音声合成コンテンツ制作サービスで、100個のAIの声を使って楽しさ、落ち着き、中立、悲しみ、怒りの5つの感情を表現できる。韓国語はもちろん英語、中国語、日本語、スペイン語にも対応している。
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