韓国・仁川国際空港公社は4日から仁川空港発着便の搭乗客を対象に、預けた手荷物の位置を確認できるサービスを始めた。
公社は2020年から大韓航空、アシアナ航空、エアソウル、イースター航空とともに「手荷物位置追跡サービス」を試験運営してきた。最近の航空需要の回復に合わせて、すべての航空会社を対象に公式サービスを開始した。ただ、アメリカン航空、ユナイテッド航空、デルタ航空、ハワイアン航空など、独自のシステムを使用する航空会社は除外される。
手荷物位置追跡サービスは、搭乗客が委託した手荷物のバーコード番号、座席番号など必要情報を入力すれば、その手荷物が積まれたかどうかや位置などが表示されるサービスだ。手荷物が正常に受付けられたか、預け荷物が検査の対象となった場合にその進捗状況や航空機への搭載の有無などを確認できる。
仁川空港の国産技術開発システム「手荷物一致可否確認システム」(AirBRS)をベースに、航空会社、地上業務の会社、手荷物分類システムなど手荷物処理の流れに伴うすべての情報を総合して提供する。公社側はその後、電子タグ(RFID)技術と組み合わせ、出発手荷物だけでなく、到着手荷物の位置確認までできるようサービスを拡大していく計画だ。
仁川国際空港公社のキム・ギョンウク社長は「今後も多様な技術開発と顧客の立場に立ったサービスを展開し、差別化されたサービスを提供できるよう努力する」と述べている。
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