「運転手さん、今、自分で運転していらっしゃるんですか?」。韓国・現代自動車が独自開発した「レベル4」自動運転ロボシャトルに乗って最初の一言だった。あまりにも滑らかな走行で、本当に自動運転なのか疑問に思った。その瞬間、運転手は両手をさっと上げ、完全自動運転であることを再度強調した。
現代自動車とスタートアップ「フォーティートゥー・ドット(42dot)」の自動運転ロボシャトルに乗って5日、ソウル・汝矣島(ヨイド)の国会内を1.5㎞走った。
42dotが開発した自動運転統合モビリティプラットフォーム「TAP!(タップ!)」をスマホで利用し、乗降場所を入力すれば直ちに配車されるシステムだ。予想乗・降車時間がわかり便利だ。
希望する乗車下車地点を指定すると「10分後に到着」というメッセージが出た。乗車地点で待つと、予想時間より少し早く到着した。乗れば「自動運転を始めます」という運転手の力強い声で運行が始まった。
スタート直後、カーブにさしかかったが、滑らかに通過した。多くの歩行者と車両が行き来する区間だが、運転はスムーズだった。スピードバンプも難なく越えた。
手動運転なのか自動運転なのか区別がつかないほどだった。運転手に「今、自分で運転しているのではないか」と聞いた。すると運転手は「完全自動運転だ」と両手を上げた。その瞬間も走行は続き、疑問は解消された。
その後、車がぎっしり駐車している狭い道に入った。「ここを通れるだろうか」という心配をあざ笑うかのように、ロボシャトルは安定した動きで路地を通過した。
国会の敷地を離れると、手動運行に切り替わった。自動運転ロボシャトルは現在、乗降時と子ども保護区域・国会外では手動運行モードだ。
「レベル4」自動運転ロボシャトルは全体的に「滑らかだ」という感じを受けた。スピードスピードバンプやカーブ区間、狭い路地など運転難易度がかなり高い区間でも、これを感知し、その環境に適した走行を続けた。
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