2025 年 5月 10日 (土)
ホーム社会事実婚の落とし穴…韓国・夫の死後に始まった“奪われ続ける日々”

事実婚の落とし穴…韓国・夫の死後に始まった“奪われ続ける日々”

(c)news1

17年間にわたって事実婚の関係にあった夫の死後、長年愛人がいたことを知った上、義姉に財産を奪われたという女性が4月28日放送の韓国JTBCの報道番組「事件班長」に登場し、事情を赤裸々に語った。

女性は初婚だが、夫には離婚歴があった。夫が「離婚の傷が大きい」というため婚姻届を出さず、事実婚を選んだ。義妹と義弟が結婚するときには計5000万ウォン(約500万円)を支援するなど、実質的に嫁としての役割を果たしてきた。

だが、夫の金遣いには不審な点があった。突然の事故で亡くなった夫の葬儀中、夫が通っていた美容室の店長から「あなたの夫に貸した100万ウォン(約10万円)を返してくれ」と電話があった。

不審に思った女性が夫の携帯電話を確認すると、数人の女性と関係を続けてきたことが分かった。中でも美容室の店長とは10年以上の付き合いだったようだ。夫が「女なんて知らない」と言っていたのは全くのうそだった。

また、経済的に困窮した女性が知人から「夫の年金を確認すべきだ」と助言されて年金事務所に行くと、職員から「すでに他の人が手続きを済ませた」と告げられた。義姉が年金を受け取ろうとしていたのだ。

女性が抗議すると、義姉は「婚姻届を出してないなら赤の他人でしょ」と開き直った。義姉は夫の名義だった2台の車も持ち去り、「あんたが気が強いから兄が早死にした」と言い放ったという。

番組のパク・ジフン弁護士は「事実婚だと原則、相続権は認められないが、家賃保証金や国民年金など公的年金は受け取れる可能性がある」と指摘。ヤン・ジヨル弁護士は「愛人がいた証拠が明白なら、夫が亡くなっていても不法行為に基づく損害賠償請求をする余地がある」とアドバイスした。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular