2026 年 3月 18日 (水)
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中東緊張で原油急騰、卵や肉も値上がり…韓国・家計に負担増

卵の価格上昇が続く中、ソウルの大型スーパーで卵を選ぶ買い物客 (c)news1

米国とイスラエルによるイラン空爆後、中東情勢が緊迫する中、国際原油価格が急騰し、家畜伝染病の拡大も重なって韓国の生活物価への上昇圧力が強まっている。エネルギーと食品価格が同時に上がる「二重の物価ショック」で、家計負担の拡大が懸念されている。

原油高は国内の石油製品価格にも波及し、ガソリンと軽油の価格は1リットル当たり1800ウォン台後半(約200円前後)を維持している。政府は約30年ぶりに「石油最高価格制」を導入したが、物流費や生産費の上昇を通じて食品や工業製品の値上がり要因となっている。

畜産物価格も家畜伝染病の影響で上昇している。今冬は鳥インフルエンザ、アフリカ豚熱(ASF)、口蹄疫が相次いで発生し、卵や肉類の価格が全般的に上昇傾向にある。

畜産物流通情報によると、12日時点で特卵(30個入り)の平均小売価格は7045ウォン(約760円)と、1年前の6041ウォン(約650円)から約16.6%上昇した。卵価格が7000ウォンを超えるのは約1カ月半ぶり。政府は需給安定のため米国から生鮮卵224万個を輸入したが、価格抑制には限界があるとの見方も出ている。今冬に処分された採卵鶏は約976万羽で、前年の2倍以上に増えた。

豚肉や牛肉、鶏肉の価格も上昇。豚バラ肉は100グラム当たり2611ウォン(約280円)で前年比3.3%上昇し、肩ロースは2435ウォン(約260円)、前脚肉は1519ウォン(約160円)となった。韓牛1等級ヒレ肉は1万3977ウォン(約1500円)、ロースは1万148ウォン(約1090円)で、いずれも前年より値上がりしている。鶏肉も1キログラム当たり6245ウォン(約670円)と7.6%上昇した。

農林畜産食品省によると、2026年のASF発生件数は22件で、2019年の国内初確認以降で最多水準。高病原性鳥インフルエンザは53件、口蹄疫も3件発生しており、家畜疾病の同時拡大が価格上昇圧力を強めている。

政府は豚肉や卵、食用油、通信費など生活に密接な23品目を「民生物価特別管理品目」に指定し、2026年上半期に重点管理する方針だ。

(c)news1

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