
人気歌手で俳優の中島美嘉がデビューから24年を経て、韓国で初の単独ライブを開催した。ソウル・高麗大学ファジョン体育館で5月10~11日、開かれたこの公演は、J-POP黄金期を代表する中島の現在進行形の姿を示す圧巻のステージとなった。
当初は1日限りの予定だったが、チケットが即完売しファンの要望で公演が追加に。2日間で約7万5000人の観客が集まった。中島は「雪の華」「GLAMOROUS SKY」「僕が死のうと思ったのは」など、代表曲を網羅した2時間30分にわたる濃密なステージで観客を魅了した。
ハイライトはやはり「雪の華」。イントロが流れた瞬間、客席から歓声が上がり、スマートフォンのライトが一斉に点灯。観客の合唱が中島の歌声と重なり、ステージは感動の渦に包まれた。
公演後半、中島は「本来、今日は追加公演の予定はなかった。でも皆さんの声があってこうして舞台に立つことができた」と語り、感極まりながらステージを後にした。アンコールでは「UNFAIR」「Dear」「FIND THE WAY」を披露。一貫して安定した音程と豊かな響きで、音源を超えるライブアーティストとしての力量を証明した。
会場にはK-POPグループTHE BOYZのジュ・ハクニョンやタレントのホン・ソクチョン、俳優のコ・ジュンなども姿を見せた。ホン・ソクチョンは「non-noを読んでいた頃の感性がよみがえって胸が熱くなった」と語り、コ・ジュンは「懐かしさだけでなく、今もなお時代を引っ張るアーティストであることを確認できた」と話した。
中島美嘉は「また呼んでもらえたら必ず来たい」と韓国のファンに再会を約束した。
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