韓国の就職プラットフォーム「サラミン(Saramin)」はこのほど、中小企業の898社を対象に今年の新入社員の年俸の現況を調査した。その結果、対象となった企業の4年制大卒新入社員の年俸は、税引き前の基本給が平均2881万ウォンだった。
これは韓国の売上高上位100大企業(CEOスコアデイリーによる)のうち、サラミン年俸情報サービスにデータが集まった94社の4年制大卒社員の平均年俸5356万ウォンより2475万ウォン低く、大企業の54%にとどまった。サラミンが調査した今年の求職者が希望する年俸3279万ウォンより398万ウォン低い。
また、2~3年制の短大卒の年俸は平均2749万ウォン、高卒新入社員は平均2634万ウォンだった。
昨年と比較した平均年俸の変化は「増額した」という企業が52.1%だった。47.1%は「変化なし」と答え、0.8%は「減額した」と答えた。
これら企業が年俸を増額した理由は「物価上昇分の反映」が54.5%で1位。これに「優秀な人材を集めるため」32.5%▽「求職者が望む年俸が高くなったため」26.7%▽「ライバル会社が年俸を上げているため」13.7%▽「IT業界などを中心に年俸の増額が続いているため」11.1%――などが続いた。
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